「舌のトレーニングで歯並びが変わる?MFT(口腔筋機能療法)の重要性とやり方を解説!」

「舌のトレーニングで歯並びが変わる?MFT(口腔筋機能療法)の重要性とやり方を解説!」

舌のトレーニングで歯並びが変わる?MFT(口腔筋機能療法)の重要性とやり方を解説!

「歯並びは遺伝だけで決まるものではなく、舌の使い方も影響する」
こんな話を聞いたことはありませんか?

実は、 舌の位置や動きが歯並びやかみ合わせに大きく関係 しています。特に 舌で前歯を押してしまう癖(舌癖) があると、 出っ歯や開咬(前歯がかみ合わない状態) になりやすくなります。

このような 舌の使い方のクセを改善するために行うのが、MFT(口腔筋機能療法) です!矯正治療と併用することで、歯並びを整え、後戻りを防ぐ効果も期待できます。

今回は、 MFTの重要性や具体的なトレーニング方法 について詳しくご紹介します!

MFT(口腔筋機能療法)とは?

MFT(Myofunctional Therapy)とは、 舌や口周りの筋肉を正しく機能させるためのトレーニング です。

舌の正しい位置(スポットポジション)を身につけることで、 歯並びの安定・かみ合わせの改善・矯正後の後戻り防止 に効果が期待できます。

舌の正しい位置とは?

理想的な舌の位置は、 上あごの前方(スポットと呼ばれる位置)に舌の先をつける状態 です。

✅ 正しい舌の位置
✔ 口を閉じた状態で舌が上あごについている
✔ 唇を軽く閉じ、歯と歯の間に隙間がある(上下の歯は接触しない)
✔ 舌先が「スポット」にあり、舌全体が上あごに吸いつくようになっている

この状態をキープできるようになると、 口呼吸の改善や歯並びの安定につながります!

自宅でできるトレーニング

簡単にできるMFTトレーニングを紹介します。毎日続けることで、舌の動きが改善されます!

① スポットポジションの練習

舌の先を 上あごのスポット(前歯の裏側の少し後ろ)につける 練習をします。

方法

  1. 舌先をスポットにつける
  2. そのまま5秒キープ
  3. 1日10回繰り返す

ポイント
✅ 舌全体が上あごについているかチェック
✅ 舌の先だけではなく、奥の部分も上あごにつける意識をする

 

② ポッピング(クリック音トレーニング)

舌の力を鍛えるトレーニングです。

方法

  1. 舌全体を上あごにつける
  2. そのまま舌をはがしながら「ポンッ」と音を鳴らす
  3. 1日10回繰り返す

ポイント
✅ 舌の先ではなく、舌全体を使う
✅ しっかりと音が鳴るように意識

 

③ 舌のスライド運動

舌の筋肉を鍛えて、正しい動きを身につけるトレーニングです。

方法

  1. 舌先をスポットにつける
  2. そのまま舌を奥へスライドさせる
  3. 10回繰り返す

ポイント
✅ 舌全体が上あごについているか確認
✅ 舌を滑らせるようにゆっくり動かす

 

④ 唇のトレーニング(チューイングガム)

口周りの筋肉を鍛えることで、正しい舌の動きをサポートします。

方法

  1. 口を閉じてガムをかむ
  2. かんでいる間、舌を上あごにつける意識をする
  3. 1日5分を目安に行う

ポイント
✅ 口を閉じたまま、鼻呼吸で行う
✅ 舌が下がらないように意識

まとめ 

MFT(口腔筋機能療法)は、 舌や口の筋肉を正しく使うためのトレーニング です。矯正治療と併用することで、 歯並びの安定・かみ合わせの改善・口呼吸の改善 につながります!

まずは簡単なトレーニングから始めて、正しい舌の使い方を身につけましょう!

「舌の癖を直したい」「矯正治療中だけどMFTを取り入れたい」など、お悩みの方はぜひ当院までご相談ください😊