矯正装置の種類と選び方|それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介

矯正装置の種類と選び方|それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介

矯正治療を考えている方の中には、「どの矯正装置を選べばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?矯正装置にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。今回は、代表的な矯正装置の種類とそのメリット・デメリットをご紹介します!

 

1. ワイヤー矯正(表側矯正)

特徴:歯の表側に金属やセラミックのブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす最も一般的な矯正方法。
メリット
・幅広い症例に対応可能
・比較的早く歯が動きやすい
・費用が比較的抑えられる(素材による)
デメリット
・装置が目立ちやすい
・食べ物が詰まりやすく、歯磨きが難しい

 

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2. 裏側矯正(リンガル矯正)※当院では行なっておりません

特徴:歯の裏側にブラケットを装着するため、見た目を気にせずに矯正できる方法。
メリット
・装置が外から見えないので目立たない
・舌の力で歯が動きやすいケースもある
デメリット
・表側のワイヤー矯正よりも費用が高め
・歯の裏側に装置があるため、違和感が強く、発音に影響が出ることがある
・歯磨きがさらに難しくなる

 

3. マウスピース矯正(インビザラインなど)

特徴:透明なマウスピースを装着し、段階的に歯を動かす矯正方法。取り外し可能で目立ちにくいのが特徴。
メリット
・透明で目立たず、矯正していることが分かりにくい
・食事や歯磨きの際に取り外せるため衛生的
・痛みが少ないことが多い
デメリット
・1日20時間以上の装着が必要(自己管理が重要)
・適応できる症例が限られる(重度の不正咬合には向かない)
・ワイヤー矯正より費用が高くなることがある

4. 部分矯正

特徴:前歯だけなど、特定の部分だけを矯正する方法。短期間で治療が可能。
メリット
・治療期間が短い(数ヶ月〜1年程度)
・費用が抑えられる
・軽度な歯並びの乱れに適している
デメリット
・奥歯の噛み合わせには対応できない
・全体矯正に比べて仕上がりが限られる

矯正装置を選ぶ際のポイント

矯正装置を選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
🔹 治療の目的(見た目の改善、噛み合わせの改善 など)
🔹 費用(矯正方法によって価格が異なる)
🔹 治療期間(部分矯正なら短期間、ワイヤー矯正は比較的早い など)
🔹 目立ちにくさ(人前に出る仕事ならマウスピース矯正がおすすめ)

矯正治療は長い期間を要するため、自分に合った装置を選ぶことが大切です。